当院は「指定自立支援医療機関」および「顎口腔機能診断施設」として認定されている歯科医院。口唇口蓋裂や顎変形症の矯正治療は、健康保険が適応されます。
保険(健康保険)で矯正治療できるケースは、次のケースです。
口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)は、生まれつき上唇や上あごに割れ目が見られる先天性異常のひとつ。症状によりますが、多くの場合は食べる・話すといったお口の機能に関する問題や、歯並びの問題が生じやすい疾患です。
口唇口蓋裂の方の矯正治療は、矯正治療の知識のみならず、小児歯科・口腔外科・形成外科の分野の知識も必要となる非常に難しい治療です。
当院は、大学病院と連携し長年にわたり、口唇口蓋裂を原因とする不正な歯並びの治療にも対応してまいりました。
指定自立支援医療機関とは、厚生労働省から認定を受けた医療機関のことで、身体上の障害を軽減し、日常生活を容易にするための治療を目的とし、厚生労働省の設けた基準(設備、人材など)をクリアしている医院のみに認定されます。自己負担分についても自治体からの補助を受ける事ができます
当院は、口唇口蓋裂の矯正治療で「琉球大学医学部附属病院」と「昭和大学藤が丘病院」の2つの大学病院と提携しています。特に昭和大学藤が丘病院は、口唇口蓋裂の治療において年間500症例(※)もの手術を手がけている病院です。
口唇口蓋裂などの外科手術を受けた後は、歯並びの矯正治療が必要になります。当院は大学病院から、手術後の矯正治療の依頼を多く受け入れ矯正治療を行ってまいりました。口唇口蓋裂の矯正治療は限られた歯科医院でしか行われていないため、ご紹介や口コミなどをご覧になって当院を受診される患者さまも多くいらっしゃいます。
1998年からは、藤が丘病院に在籍する口唇口蓋裂の専門家と診察相談を行っています。形成外科医・耳鼻科医・言語聴覚士が当院に集まり、口唇口蓋裂の手術前後の矯正治療に関して意見を交わしています。お気軽にご相談ください。
(※2018年現在)
上顎と下顎の骨格に大きなずれがあり、かみ合わせ不全となっている場合には、外科的な治療を行う必要があります。
主な症状は、反対咬合(受け口)、開咬などがあります。外科手術を伴う顎変形症治療は、手術で顎の骨を手術(骨切り)して、適切な大きさに改善した後に、ブラケットなどの矯正装置で歯列の調整を行います。外科手術は提携の病院で行われ、矯正治療は「顎口腔機能診断施設」に指定されている当院では健康保険が適応されます。
外科的手術は一般的に次の手順で行います。
手術を受ける前に矯正歯科医院に通院し、矯正治療を6ヶ月~1年6ヶ月受けます。
大学病院などで外科手術を受けます。
1~4週間。手術内容・医療機関により異なります(平均2週間です)。
手術の後、再び矯正歯科医院に通院し、矯正治療を6ヶ月~1年ほど受けます。
保定装置(リテーナー)を使用し、かみあわせが元へ戻らないようにします。
外科手術で埋めたプレートを除去します(行わない場合もあります)。
※ 治療期間等は症状や医院によって異なりますので、 治療を受ける際に説明を受けて下さい
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | 〇 | × | ○ | ○ | × |
午前:9:00~12:00
午後:14:00~17:00
休診日:日曜日・木曜日・祝日
※祝日がある週の木曜は診療しております